Wadia 302 CD Player

<Wadia302>はWadia830、Wadia301の後継機として、CD再生における最も先進的な能力をもつWadia861の
DAC技術の粋とフィリップス・CDトランスポート・メカニズムとを一体化したコンプリートCDプレーヤーです。
高速リサンプリングによる「DigiMaster」インターポレーション、「ClockLink」ジッターリダクション、「スイフトカレント」I/V変換、デジタル・ボリューム・コントロールなどワディアの高度なノウハウをそのままに、新たに高品位なスイッチング電源とLEDベースの低ノイズ・ディスプレー、デジタル信号の整合力を高めるデータ・インターフェースボードを搭載。ワディアが身上とする、最も自然でしなやかな音楽性、生命力溢
れる躍動感を高いコストパフォーマンスで実現します。

(写真はWadia302ブラック仕様です。別にシルバー仕様もございます。)


[ ワディアならではの“タイムドメイン”D/A変換、「DigiMaster」インターポレーション ]

デジタル・データをアナログ信号に戻すD/A変換は一般的にデジタルフィルターとアナログフィルターで周波数領域を制限することによって行なわれますが、この方式は群遅延やトランジェント・リップルなど、音の自然さを損なわせる副作用を宿命的に抱えています。ワディア「DigiMaster」 D/A変換システムは、高次のオーバーサンプリングを超高速演算DSPとデジマスター・ソフトウェアとのコンビネーションによって行なうタイムドメイン(時間領域)補間方式で、こうしたフィルターに起因する諸問題を鮮やかに解決。音楽のリアリズムに不可欠な微妙な時間軸情報を高精度・高忠実に再生します。
<WADIA302>の「DigiMaster」インターポレーション(補間)回路では、24ビットの処理能力で動作する超高速演算素子モトローラ56004 DSPとバーブラウン1704K DACチップの構成によって、44.1kHz16bitのCDのデジタル信号が高精度な16倍リサンプリング(705.6kHz)信号としてデコードされます。

[ PowerDAC開発の成果、“スイフトカレント”I/Vサーキットを搭載 ]


Wadia302にはPowerDAC開発の中から生まれた驚異的なリニアリティーを誇る“スイフトカレント”I/Vサーキットを搭載。これはウィルソン・カレントミラー回路の発展的な技術で完成した特許“SC-1 Current Conveyor (カレント・コンベアー)” ICを用いて 一般的I/V変換回路では不可避とされるグローバル・フィードバックを排したI/V変換を実現するもので、超広帯域にわたって極めて優れた過渡特性と安定性を獲得します。



I/Vステージに直結された最終出力回路には、高キャパシタンス・低インピーダンスの負荷をも揺ぎ無くドライブすることのできる高出力電流/低インピーダンスのバッファードライバーを搭載。パワーアンプのダイレクト駆動も軽々とこなします。

[ ジッターを低減し、信号精度を向上させるクロックリンクとデータ・インターフェース ]


<WADIA302>には超低ジッターを実現するワディア・クロックリンク方式の制御回路が搭載されています。これは超高精度のマスタークロックをDAC部の最も近くに配備し、そのマスタークロックによってCDトランスポート部のサーボ回路と信号処理回路をDACの動作モードと一元化し制御するもので、極めて低いジッターを実現しD/A変換精度を極限まで高める優れた方式です。



また、データとクロックの各信号はトランスポートとDACのブロック間中継点に設けられたデータ・インターフェースのためのルーティング・バッファーによって波形が整えられ、高精度で揺るぎない信号の授受を達成。クロックリンクとあいまって一層の情報密度向上を果たしています。

 


[ トランスポート部専用超高速高品位スイッチング電源、LEDベースディスプレー、高度な回路レイアウトによる低ノイズ化 ]

<WADIA302>には、一般的にオーディオ仕様とされる他のスイッチング電源よりも数倍高い0.5MHzという超高周波数で動作し、極めて高い効率のハイパワーを得ると同時に超低ノイズで安定した電源供給を実現する新開発の高品位スイッチング電源をトランスポート部専用に搭載しています。また、ディスプレーにはFLに替えてノイズの影響がまったくないLEDアレーを採用。さらに、表面実装による部品間のRF信号の低干渉化と、さらなるジッター低減を図る“アドバンスド・サーキットボードレイアウト・テクニック”を駆使した基板と、メインボードの要所に配備された2ポール高音質アンチRFフィルター、さらにフェライトRFIノイズフィルタリング素子との相乗効果によってデジタル/アナログのノイズ干渉を徹底的に抑えた総合的な低ノイズ化を達成しています。


[ 信号欠落を防ぐ高性能デジタルボリューム ]


コントロールアンプの存在すら危うくしてしまうほどの実力を秘めたユニークなフィーチュア、それがワディア独自のスケーリング・アルゴリズムを応用した超高精度デジタルボリューム・コントロールです。0.5dBステップで0dBから-50dBの可変範囲をもち、しかも0dB基準レベルに対する出力は、アンプやスピーカーの感度の違いに応じて、リアパネルのセレクターでアンバランスでは0.5Vから4V、バランスでは1Vから8Vの4段階(6dBステップ)に設定可能です。実使用上のボリューム可変範囲でビット欠落を生じさせることの無いパワーアンプへのダイレクト接続を可能とします。

[ モジュール・アーキテクチュア ]


アップグレードへの柔軟性はWadia哲学の基本です。96kHz/24ビット・デジタル入力のようなオプショナル・モジュールカードに加えて、ソフトウェアにおける将来の技術へのアップグレードにも対応力十分です。

[ 安定性、静粛性に優れたCDトランスポート部 ]


トランスポート部には最新のフィリップスCDドライブ・メカニズムを採用。CDドライブ・メカニズムは分厚いアルミニ
ウムで組まれたエンクロージュア内部のサブエンクロージュアに格納。DACボードとのクロックリンクと相まって
安定したサーボを実現し、高い読み取り精度と低ジッターを獲得しています。また、デジタル信号経路にデータ・インターフェース・ボードを置き整合性をより高めています。DACボードとのクロックリンクと相まって安定したサーボを実現し、高い読み取り精度と低ジッターを獲得しています。

 


[ Wadia302の主な仕様 ]

<トランスポート部>
●CDドライブメカニズム:フィリップス●量子化ビット数:16ビット/チャンネル●変調方式:EFM ●誤り訂正方式:CIRC ●ピックアップ:光学式3ビーム対象レンズ駆動方式、AlGaAs半導体レーザー、波長780nm、リニア駆動サーボ●デジタル出力(S/PDIF):BNC同軸コネクター1系統
<D/Aコンバーター部>
●デコーディングソフトウェア:DigiMaster3.1 ●リサンプリングレート:16倍●デジタル処理能力:24ビット ●DAC分解能:21ビット●デジタルボリュームコントロール・レンジ:50dB(0.5dB100ステップ)●出力レベル(0dB基準):バランス4Vrms/アンバランス2Vrms(リアパネルスイッチにて4段階にセット可:[バランス/アンバランス];[8V/4V]、[4V/2V]、[2V/1V]、[1V/0.5V])●出力インピーダンス:75Ω●アナログ出力:バランスXLRコネクター1組、シングルエンドRCAコネクター1組
<総合>
●電源:AC100V、18W●重量:7.3kg●寸法:430W×120H×370Dmm●付属品:リモートコントローラー●外装仕上げ:ブラックまたは、シルバー
<オプション>
●デジタル入力(96kHz24bit対応):STグラスオプチカル1系統、トスリンク1系統、BNC同軸2系統
*仕様は予告なく変更することがあります。●2003年10月発売 (2003.10)


 

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