FM 268 LINE LEVEL LINEARIZER

FM268ラインレベル
リニアライザーは多くの点で革命的な要素を擁しています。基本的動作は、FMアコーステック社で長年研究され経験を積んだ最高級のラインステージ・プリアンプ266を範とするものですが、しかし単にそれらの機能だけではなく、録音されたソースの細かな修正そして、それら音源の品位までもマイナス効果なしでリニアライゼーションする画期的な能力を備えています。
リニアライザー回路
FM268は音楽に重要な周波数帯域の強弱を調整するリニアライザー機能が搭載されています。その周波数帯域は、一般的な機器のように随意に決定されるのではなく、人間の聴覚上、音楽再生に不可欠な要素を含んでいることが証明された周波数に設定されています。
FM268は初めて、CD, LP,
テープなどの音源の不快な音を減少(又は取り去る)することが出来、また音楽信号の弱い部分を強化することも可能にしました。これら全てのことは、オリジナルの信号の特徴や透明度が完全に保たれたままアナログ領域で行われます。リニアライザーによる改善は、微妙なニュアンスから信じ難い領域まであらゆる範囲に及びます。
その独特なコンセプトは、これらのコントロールを信号経路には全く影響を及ぼさずに出来ることを保証していることにあります。事実、動作方法はFig
Cに見られるように大変興味深いものです:全ての音楽信号は、位相ズレや他のマイナス影響を受けずに、入力から出力まで直接に導かれます。実際の特性改善、帯域の校正は、FM268独自の回路による付加・除去の出来る5つのリニアライザーを持ちしかも正確な位相特性を持つバンクによって行われます。信号は入力から出力へと直接流れ、他の回路を迂回することはありません。それは周波数帯域の強さがフロントパネルにあるコントローラーにより調整された情況の中でも全ての音楽信号情報は絶えず入力から出力へと直接通過します。
FM268フロントパネル上のリニアライザーコントローラーを見ると、それは一見ただのイコライザーの様ですが、FM268のラインレベルリニアライザーの動作原理はイコライザーのそれとは全く異なったそして、イコライザーに起因する全ての問題をクリアーしています。
全ての信号回路構成はオペアンプやIC、ハイブリッド、トランスなどを一切使用しないディスクリート素子によるA級動作。優れた位相整合特性とリニアリティーを達成しています。
リニアライザー・セクションの基本構成
一般的にイコライザーはフィードバックループを使ったフィルターリング回路で構成されます。
L、C、Rなど非直線特性を持った多くのパーツが直接信号経路に挿入されているため、周波数特性のコントロールを行なう代償として、位相歪やS/Nの悪化、などの膨大なマイナス効果が加わります。
一方、FM268には独自のユニークな回路が採用されています。
フィルターに替えて、リニアライザー回路が信号経路に直列ではなくパラレルに置かれ、各々の帯域の振幅特性をコントロールするのです。位相の乱れがなく、歪やS/Nなど信号系の品位をいささかも汚すことなく、しかも、アナログ領域ではじめて高性能な周波数コントロールをすることが可能となったのです。

特性を対称/非対称に設定可能
FM268のリニアライザーコントロール帯域は5バンドに分かれていますが、そのコントロール特性は従来のイコライザーにない多くの特徴を有しています。
そのひとつは、周波数特性を持ち上げる+方向と下げる−方向のカーブの非対称設定機能。
「非対称」の設定にすると、マイナス側のコントロールでの特性だけが急峻なノッチ的減衰特性をあらわします。ノイズなど不要部分の目的の周波数帯域を絞り込んで的確に調整することが可能です。
「非対称」のコントロールにおいて2つのノブを適度に設定すると、ノッチの周波数ポイントをずらすことも可能です。
それぞれのレベルを調節すれば、周波数の谷を中間周波数に移動させるパラメトリックのような設定が行なえます。
さらに三つのノブで調整すると最大-32dBという深いノッチ特性も得られます。
これらは勿論極端な例ですが、FM268の従来にないこのリニアライザー機能は、音質を犠牲にすることなく綿密で大胆なコントロールを可能とし、アナログソースに眠る原音の復元に大いに威力を発揮することでしょう。
リモートコントロール機能
ボリューム、ミュート、リニアライザーのオンオフなどが手元で行なえるシックなリモコンを装備しています。
(2000.12)
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