Evolution 202
STEREO PREAMPLIFIER

 

Evolution 202
STEREO PREAMPLIFIER


デュアルモノ・コンセプト、セパレートパワーサプライ・コンストラクション、
Evolution Twoの直系に位置するステレオプリアンプ、Evolution 202


Evolution 202は、クレル創設25周年を記念したフラッグシップ・モデルEvolution Twoの緻密な回路コンセプトを可能な限り取り込みステレオ化したクォリティーを極めるプリアンプです。分厚いカスタムメイド・アルミニウムを堅固に組み合わせた重厚な筐体によるプリアンプ本体と大容量パワーサプライ、二つのユニットで構成されます。回路はすべて、ディスクリート素子によるフルコンプリメンタリー/完全バランス構成、そして、チャンネルを上下に完全分離させたモノ・コンストラクション。全てのトランジスターを純クラスA作動させるマルチプル出力カレントミラーを多用したクレル独自のカレント・モード・トポロジーによって電流増幅を行ない、NFを必要とせずに1.5MHzという超広帯域を優れたオープンループ直線性と低歪率で実現しています。高精度16bit分解能をもつラダー抵抗の切替によって作動するフル・バランス構成のボリューム回路は、いかなるレベル設定でも完璧にフラットな周波数レスポンスと位相整合をもたらします。また、内部の動作パラメーターとファンクションはマイクロプロセッサーとカスタムソフトウエアーによって厳格にコントロールされ、メニュー設定によるファンクションのカスタマイズも可能となっています。さらに、ハンド・ヘルド・コントローラーをはじめとしてRS-232ポートやDC12Vトリガー、さらにクレル独自のCAN-LINKによる複数台のEvolution202をリンクさせるなど、リモート・コントロール機能も充実しています。


SILVER VERSION


■テクニカル・フィーチャー

ゼロ・フィードバックのバランス電流モード・デザイン

●入力から出力までのすべての信号経路をフル・コンプリメンタリー、フル・バランス回路で構成。全てのトランジスターは純クラスAで作動します。
●CAST(電流)入力を装備。EvolutionOne/Twoで開発デザインされた新しいカレントモード・バランス・入力ステージが独自のトポロジーによってコモンモード・インプットノイズを桁外れのバンド幅にまで押し下げます。
●バランスとアンバランスの(電圧)入力はダイナミック・カスコード構成のJFET素子によるバッファー回路でバランス電流信号に変換され、そのまま後段の電流増幅回路に送られます。この入力回路は極めて優れたオープンループ・リニアリティーと非常に高い入力インピーダンスが得られ、入力への負荷影響を及ぼすことも一切ありません。
●オーディオ信号はプリアンプの全段において電流ドメインを維持します。CAST出力端子にはダイレクトに電流出力が送られ、アンバランス、バランスの電圧出力端子に対してだけ、それは電圧ドメインへと再変換されるのです。
●電流ゲイン回路はすべて独自のマルチプル出力カレントミラーで構成。他の回路設計と比較して500倍近く優れたオープンループの直線性を獲得。
●ネガティブ・フィードバック(NF)はプリアンプのいかなる部分にもまったく使用しておりません。“ Evolution 202 “ の回路はまったくNFを必要とせずに、1.5MHzに及ぶオープンループバンド幅でオープンループ歪みの平均0.005%(100万分の50)という優れた低歪率特性を実現し、広大で深いイメージと素晴らしい開放感を音に与えます。

完全バランス・ボリュームコントロール

●完全バランスのボリュームコントロールには、ホット側コールド側それぞれにディスクリートによる高精度抵抗をR-2Rラダー型に組み、高信頼性のアナログスイッチでそれを切り替えることによって16ビット分解能のレベル変化を得るという贅沢な回路構成を採用しています。
●ボリュームは電流モードで作動するため、電圧モードのボリュームに比べて設定値の違いによるインピーダンス変化を実質的に無視することができ、セッティング位置の違いによるプリアンプ回路のバンド幅やトランジェントレスポンスを変えることなくレベルだけを変える事が可能です。いかなるレベルでも、失われることのないバンドワイズ、漆黒の静けさの中から浮かび上がってくるような高いS/N感を音楽にもたらし生き生きと再現します。
●ボリューム・ディスプレーは数字(0〜151)またはdB(−∞〜+12.0dB)の切り替えが可能です。

高品位設計のファンクション

●信号切替えのためのリレーには、すべて金メッキ・ダブルコンタクトの密封型を使用。接触ロスがなく信号の純度を高精度で保持します。また、入力リレーとフロントエンド・リレー間は、選ばれていない不要な入力に対してはリレー間のパターンをグランドに落とす“T”状結線とすることで、入力信号間のクロストークを徹底排除しています。

●ファンクションコントロール各部へのコントロール用デジタル信号パスはアナログ信号経路から完全に分離させアナログ信号への干渉をシャットアウトしています。

デュアル・モノ・ コンストラクション

●L/Rそれぞれに独立分離する二枚のPCBを使用した完全デュアル・モノ・コンストラクションによって優れたチャンネルセパレーションを実現しています。

先進的マイクロプロセッサーコントロールとカスタムソフトウエアー

●デジタルネットワーク・リンク機能を装備。複数台の“ Evolution 202 “プリアンプをリンクさせボリューム操作や入力切替をまるで一台のプリアンプのように同時にコントロールすることが可能です。通常の2チャンネル・ユースはもちろんのこと、例えば、3台以上の“ Evolution 202 “を“デイジーチェーン”でリンク接続し、ホームシアター・システムやマルチゾーン・システムのために一括操作をする事も可能です。
●デジタルネットワーク・リンクは、1台のプリアンプで行なったユーザーセッティングを、接続されたすべてのプリアンプに対して“クローン”化し同一設定にカスタマイズします。また、同様に、アップグレード・プログラムをインストールする際にも、デジタルネットワーク・リンクを通して他の複数台にも同時にインストールが行なえます。
●リンクされたいずれかのプリアンプでもし出力DCレベルが規定値を超えるような事態が発生すれば、ハイスピードの洗練されたプロテクション回路によって直ちに出力回路をミュートし、DCの発生箇所をトレース、診断メッセージをメインディスプレー上に表示します。
●マイクロプロセッサーはパワーONの後、プリアンプ内部の全ての回路が正しく動作状態であることを確認し、そして各々のプリアンプにインストールされているソフトウエアーの互換性を確認します。
●入力ソースのネーミング、入力ごとのゲイン/バランス設定、シアタースループットの設定、ディスプレーの明るさ、12Vトリガー出力ON/OFFの設定など、カスタマイズが自在です。
●コントロール系の多彩なフレキシビリティー:RS-232, 12 V, ベースバンドRC-5入力そしてプログラムリモートの為のIRトランスミッターなどのコントロール・インターフェースを装備しています。

セパレート電源

●分厚いカスタムメイド・アルミニウムを堅固に組み合わせた重厚な筐体の独立した別筐体の電源部は広帯域にわたる電気的シールドと磁気シールドが施されセンシティブなプリアンプ回路をそれらの輻射干渉から完全に遮断します。
●内臓のラインコンデショニング回路はAC電源のRFノイズをフィルタリングすると同時に非均整な電源波形とDC成分を補正します。
●アナログステージ専用の電源には170VAの強大なパワーをもつトロイダルトランスが搭載され、4個の8アンペアブリッジ整流回路と39,600μFのフィルターコンデンサーをドライブします。一台の“ Evolution202 “プリアンプの電源容量は、実に標準的なステレオパワーアンプの電源数台分にも匹敵するゆとりをもっています。
●アナログステージ用のトランスと別に、デジタル・コントロール回路専用として三つの独立した二次巻線を持つ90VAトロイダルパワートランを搭載。
●アナログステージ用メインレギュレーターの後段に位置し各アナログステージに電力を供給するローカルの2次ボルテージレギュレーターによってアナログステージの各々は完全にアイソレーションされています。
●プリアンプをスタンバイ状態にすると、全てのアナログステージは動作時と同じバイアス電流値で動作が継続しますが、供給電圧は30%引き下げられます。この結果30%消費電力が縮小され、且つ使用前のウォームアップを不要にしています。

Evolution 202
STEREO PREAMPLIFIER

BLACK VERSION


■Evolution 202

主な仕様
●入力端子:バランス2系統(XLR)、シングルエンド3系統(RCA)、CAST 2系統(4pinバヨネット)
●テープ入力端子:シングルエンド1系統(RCA)
●メイン出力端子:バランス1系統(XLR)、シングルエンド1系統(RCA)、CAST 2系統(4pinバヨネット)
●テープ出力端子:シングルエンド1系統(RCA)
●コントロール入力端子:RS-232 1系統(9pin Dsub端子)、RC-5リモートIR端子1系統(3極3.5mmΦミニジャック)、12VDC
トリガー入力端子1系統(2極3.5mmΦミニジャック)、プリアンプリンク端子1系統(RJ-45コネクター端子)
●コントロール出力端子:12VDCトリガー出力端子2系統(2極3.5mmΦミニジャック)、プリアンプリンク端子1系統(RJ-45コネクター端子)
●KPEフォノアンプ用ファントム電源出力:±20VDC(9pin Dsub端子)
●入力インピーダンス:40kΩ(バランス)、20kΩ(シングルエンド)、35Ω(CAST)
●出力インピーダンス:250Ω(バランス)、125Ω(シングルエンド)、>1MΩ(CAST)
●ゲイン:12dB(バランス、CAST)、6dB(シングルエンド)
●ボリュームコントロール:バランス/電流モード/16bit分解能・R-2Rラダー構成
●最大入力レベル:9V RMS(バランス)、18V RMS(シングルエンド)、11mA(CAST)
●最大出力レベル:20V RMS(バランス)、10V RMS(シングルエンド)、22mA(CAST)
●周波数特性20Hz-20kHz±0.01dB、0.2Hz-1.3MHz+0,-3dB(バランス/シングルエンド)、0.2Hz-2MHz+0,-3dB (CAST)
●歪率(THD+NOISE):0.003%以下(20Hz-20kHz, 4V RMSバランス出力時)、4mA RMS(CAST)
●S/N(対バランス4V RMS出力/CAST4mA RMS出力):97dB(unweighted)、104dB(A-weighted)
●消費電力:35W(スタンバイ時)、55W(ON時)、65W(KPE接続ON時)
●外形寸法:本体/電源各々438Wx95Hx438(突起含む460)D mm(※スタック時H190)
●重量:本体8kg / 電源12kg
※外装フィニッシュはSILVER または BLACK の2種類がございます。
※改良のため仕様は予告なく変更することがあります。(2006.5)

Evolution 202
STEREO PREAMPLIFIER

REAR PANEL (SILVER VERSION)



KRELL

 

 

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