2003年初夏、ワディアからCDプレーヤーの新製品<
Wadia861Basic >の登場です。
< Wadia861Basic >は、2000年夏の発売から現在まで、CDプレーヤーの最高クラスとして
ロングランを続けるWadia861を元に、そのデジタル入力とデジタル出力のボードを取り去り、
CDの再生に徹して、シンプルに高音質を達成するCDプレーヤーです。
基本となるCDメカニズムのVRDS方式CMK-3.2、
さらに、32倍(1.4112MHz)オーバーサンプリング/デジマスターアルゴリズムを採用するDACボードは
Wadia861と同様で、位相直線性と過渡応答に優れた新I/Vサーキットの“スイフトカレント” と
24bitDACによる高性能・高音質を誇ります。
また、デジタルコントロールを司るROMは861Basic専用のものが採用され、
電源投入時にディスプレーウインドウに”861Basic”の表示が現れます。
スタンダードWadia861よりも41万円もの価格セーブを果たしながら、
CD再生の標準原器となり得る高い実力を有しています。
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Wadia 861Basic CD Player
主な特長
●「DigiMaster 2.4」インターポレーション・システム
24bitDSPと24bitDACによってリサンプリングレート32倍1.4112MHzを達成。
モトローラ56004を2個使ったDSPセクションが24ビット・レゾルーションで一気に16倍にし、更にバーブラウン1704Kを4個(両チャンネル)使用するD/Aセクションによって2倍し、トータル32倍で高精度なデジマスター・インターポレーションをおこないます。
これによって、折り返しノイズを可聴帯域から遥かに離れた高周波帯に追いやり、通常不可欠とされる1/2fs(CDでは20kHz)以上を急峻にカットするデジタルフィルターやアナログフィルター等による周波数領域での遮断処理を必要とせずにアナログ復調が行なわれます。一般的にデジタルの悪癖といわれる群遅延や位相歪みなどのフィルターによる周波数領域の処理に起因した不自然な音を一蹴し、ワディアならではの時領域(タイム・ドメイン)処理による滑らかで且つインパルス応答に優れた音の表現力を持っています。
アナログの自然な音楽性を再現する極めて高いリゾルーションとスルーレートを実現する優れた方式です。
また、このDigiMaster2.4には3種類のアルゴリズム切り替え機能が付加されており、音楽ソースや機器の状況に応じて音の空間的大きさやエモーショナル・インパクトの再現性を変化させ、微妙な音楽的テイストの違いを描き分けることが可能です。
デジマスターは、前述のように、一般のD/A変換が20kHz過ぎで急峻なカットオフを行なうのに対し、「時領域特性」を確保するために1fs(CDでは44.1kHz)に至る自然減衰特性に基づく緩やかなロールオフ特性を持たせています。時領域処理ならでは優れた位相特性、インパルス応答が得られる反面、トレードオフとして、20kHz辺りでごくわずかに「アンプリチュード特性」が減衰します。
DigiMaster2.4の3種類のアルゴリズム切り替え機能は、このワディアのトラディショナルとも言えるデジマスター[A]タイプに加えて、[B]と[C]の2つのタイプが追加されています。
[B]、[C]は「時領域特性」と「アンプリチュード特性」のバランスをわずかに変えソースの違いなどにあわせて最適化させるものです。3種類のアルゴリズムは次のような特長をもちます。
◎Algorithm A : ワディアの伝統的なタイムドメイン・インターポレーション・アルゴリズムでイメージフォーカスと空間表現に優れた音響を再現します。パスバンドの平坦特性という周波数特性的には20kHzあたりでわずかながら2dB程度ロールオフする反面、ワディアのアドバンテージを究極に果たすアルゴリズムです。
◎Algorithm B : タイムドメイン特性を大きく犠牲にすることなく維持しながらAlgorithm
A よりもパスバンドの平坦特性を改善しています。中庸を得た新しいワディア・サウンドといえるでしょう。
◎Algorithm C : Algorithm B よりもパスバンドの平坦特性をもう一段階改善しています。タイムドメイン特性を若干緩和させ、全体域に亘る優れたアンプリチュード特性を獲得。ディテール表現が豊かです。

●PowerDACの高音質を実現した“スイフトカレント”I/Vサーキットを搭載
グローバルフィードバック無しでI/V変換を可能にする“SC-1
Current Conveyor
(カレント・コンベアー)” と言うWilson
current mirror回路の発展的特許ICを使用する“スイフトカレント”I/Vサーキットは、位相直線性がよく広帯域にわたって過渡特性と安定性が優れています。
●2ポール高音質アンチRFフィルターによって不要帯域デジタルノイズを一掃。
要所に的確に配置されたフェライトRFIノイズフィルタリング素子との相乗効果によって、アナログパワーサプライとアナログシグナルを効果的にデジタルノイズから守ります。
●クロックリンク
内部でCDトランスポート部とDAC部がクロックリンクされています。これは超高精度のマスタークロックをひとつだけDACの最も近くに配備して、双方のクロックを一元管理することで驚異的な低ジッターを実現する方式です。

●50dBデジタルボリューム(最大出力のレベルセッティングが変えられるディジタルボリウムコントロール)
861Basicに装備されたデジタルボリューウムはレイテスト・バージョン。内部のセレクターで、デジタル入力0dBに対する最大出力レベルが0.3Vから4.25Vの間で5段階に設定できます。アンプやスピーカーの感度の違いに応じたフレキシブルな対応が図れます。
●バランスコントロール
L/Rの音量レベルバランスが0.2dBステップで調整可能です。
●TEAC CMK3.2 トランスポート
Wadia861Basicには、860から引き継ぎ一段と精度を高めたデジタルサーボを搭載するTEAC製CMK3.2を搭載。ディスクと同一サイズのターンテーブル方式トランスポート・ネカニズムと、高密度表面実装の基板によるデジタル・サーボコントロール、セパレート・パワーサプライを採用した信頼性と安定性に優れた機構です。
●筐体は、分厚いアルミを組み合わせたマッシブでリジットな構造。仕上げ色は高級感あふれるブラックと精悍なシルバーの2種類をご用意しています。
Wadia861Basic主な仕様
●CDトランスポート・メカニズム:CMK3.2(無振動リジット・ディスク・クランピングシステムVRDS)
●デコーディング方式: デジマスター・32倍リサンプリング
●デジタル処理能力: 24bit
●分解能:21bit
●アナログ出力(ステレオ):バランス(XLR)及びシングルエンド(RCA)
●出力レベル(0dB基準):2.1Vrms(内部スイッチによる5段階の設定が可:4.2V、2.1V、1.1V、0.6V、0.3V)
●出力インピーダンス:15Ω以下
●消費電力:25W
●外形寸法:432Wx178Hx406Dmm
●重量:22kg
●付属品:リモートコントローラー(単4乾電池3本)、スパイク/ポイント受けコースター各4個
*仕様は予告なく変更される場合があります。
●外装仕上げBlack または Silver
●税別標準価格 \980,000 (2003年5月中旬発売)
*Wadia861Basicは後からDigital IN/OUTボードの追加アップグレードを行なうことも可能です。予価\420,000 (INのみ、またOUTのみは不可)。
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