V-1xe

パワーアンプ

2006年にアップグレードモデルとして登場した「V-1xe」パワーアンプ

「V-1xe」は、デビュー作「V-3」から4年後の1997年に開発されたモデル「V-1」パワーアンプを基とし、2001年にマイナーチェンジされた「V-1x」をさらにブラッシュアップした最新モデルです。
「V-1」(1997年作)は、「V-3」によって確立されたAyre(エアー)のアンプ造りのフィロソフィーともいえる数々の技術的フィーチャー、例えば、フル・バランスでコンプリメンタリー・シンメトリー構成のゼロ・フィードバック回路デザインや、インダクターなどの使用による安定したクリーン電源の設計などを継承。MOS-FET出力ステージの強化によって「V-3」の倍のパワー200W@8Ω、400W@4Ωを達成し、同時に、極めて繊細かつダイナミックな表現力を得て、ロングセラーを誇りました。
そして、その「V-1」に対して電源部のさらなる強化とRFノイズ対策の徹底化を図ったモデル「V-1x」(2001年作)では、電源部の電解コンデンサーはその容量を一気に2倍に引き上げ、同時に、独自のRFフィルター回路“Ayre Conditioner”を10基搭載。また、平滑な整流電源供給に多大に貢献するL/Rチャンネル独立の2基の大型のチョークインプットフィルター(整流コイル)はメタルケースに格納の上、樹脂を封入し、振動対策とシールド効果を劇的に高めています。また、スピーカー端子には、CE規格準拠のカルダス製に変更。コネクティング対策も万全に施しています。Ayreアコースティックスのトップエンドパワーに相応しい力量を誇示した質の高さを誇りました。
 「V-1xe」(2006年作)は、そうした「V-1」の頂点に立つモデルとして、「V-1x」に対してさらに新たな電源技術“Dynamic Power”回路をパワーサプライとロジック回路に追加し整流回路のスイッチング・ノイズの完全除去を図るとともに、AC入力部へのキャパシター追加と、オーディオPCB、ロジックPCBのキャパシターと抵抗、一部ワイヤリングの更新などを行なうことで一層の解像度向上と低域力感の強化を得て、彫りの深さ、音場再現力の向上を果たしました。

[ F e a t u r e s ]

  •  全段完全バランス・サーキットデザイン
  •  ゼロフィードバック
  •  パワーMOS-FET
  •  トロイダル・チョークコイル搭載

※生産完了いたしました、残1-2台をもって販売終了予定。(2010.4.15)

[ Specifications ]

● 出力:200W / CH / 8Ω、400W / CH / 4Ω
● ゲイン:26dB
● 入力インピーダンス:200kΩ(balanced)、100kΩ(per phase)
● 消費電力:30W(スタンバイ時)、 300W(動作時, 無信号時)、 1,200W(最大)
● 外形寸法:W460 × H180 × D360 mm
● 重量:43.0kg

パワーアンプ

V-1xe

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